移民国家・米国に溶け込んだ日系人 米国民として理想的な姿だと思う (1/2ページ)

2015.05.09


安倍晋三首相は訪米時、米兵として従軍した日系人の記念碑に献花し、日系の退役軍人らと記念撮影した=1日、ロサンゼルス(共同)【拡大】

 米国は移民国家である。最近では、私の大嫌いな「ポリティカル・コレクトネス」(政治的公正さ)のせいで、「インディアン」ではなく「ネーティブアメリカン」と呼ばれるようになった先住民族以外の米国人は、基本的に全員が移民(奴隷を含む)の子孫、もしくは移民1世である。

 少し前に対談し、意気投合した「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏はイタリア人移民の子孫で、私は英国人移民の子孫だが、2人とも「自分は米国人」という意識しか持っていない。

 日本人が米国への移住を始めたのは明治中期、19世紀末だ。その後、大東亜戦争で日米は敵国同士となり、日系人は米国籍保有者でも資産を没収され、強制収容所に入れられるという不幸な歴史があった。レーガン政権時代、この措置は間違いだったことを認めて、米政府は日系人への謝罪と賠償を行った。

 一方で大戦中、米国への忠誠と愛国心を示そうとした日系米国人2世の約3万3000人は米軍志願兵となった。彼らを中心に編成された米陸軍第442連隊戦闘団(442連隊)はヨーロッパ戦線で大活躍した。442連隊はあまりにも勇猛果敢に戦ったので、死傷率は31・4%にもおよび、米国史上最も多くの勲章を受けた部隊となった。

 彼らの活躍のおかげで、ドイツ軍から解放されたフランス東部の小さな町、ブリュイエールには「442連隊通り」があり、イタリア北部の小都市、ピエトラサンタには地元市民の資金で建立された「サダオ・ムネモリ上等兵」の銅像がある。そして、米国の首都ワシントンDCにも、442連隊の兵士たちの米国への愛国心を顕彰する記念碑と公園がある。

 

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