中国人の“爆買い”で都心の不動産価格が高騰 投資ファンドを隠れみの (1/2ページ)

2015.05.21


中国マネーは都心ビルも買いあさる【拡大】

 都心のビルの一室で仕事をする私の鍼灸マッサージの先生が、先日、嘆いていた。

 「部屋の所有者が急に変わって家賃の振込先の変更とか面倒だった。ことに今度の大家は中国人だから、意思の疎通が難しい」

 “爆買い”とまではいかないものの、中国人富裕層の都心の不動産購入は、さらに細かい場所にまで及んでいる。マンションの1室だけの小さな物件でも、もうかると思ったらすぐに食いついてくる。

 私の地元の東京・麻布十番周辺も目をつけられて、少し前には坪300万円ぐらいだったマンションの取引価格は坪600万円に跳ね上がっている。広尾の築40年のマンションの一室が坪550万円で取引されたことも聞いた。

 これが商業地の更地ともなると、さらに高騰していて、一時は坪500万円まで落ちていた麻布周辺の土地が、先日、坪1500万円で取引された。ま、25年前のバブル全盛時には坪5000万円だったから、まだ3分の1以下だが。

 中国人は以前は、家賃収入が取引価格の5%以上になることを購入の目安にしていたが、最近は4%台でも買うようになった。例えば50坪のマンションに、家賃を坪2万円として月100万、年に1200万円が見込まれる場合、「1200万円÷4%」で3億円なら購入する。で、50坪だから坪600万円。

 これが3%なら「1200万円÷3%」で4億円。坪800万円では高すぎて手は出さない。「坪いくら」ではなく、何%で回るかということから計算するわけ。

 こうして、日本人の知らない間に、中国人が都心の不動産価格を上げている。自国の政治や経済を信用せず、資産を海外に持ち出したくて仕方がない中国富裕層にとって、まだまだ日本の都心の不動産はシンガポールなどと比べても格安に見えるようだ。

 

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