両社が法廷闘争を続けるなか、愛知県豊橋市の「物語コーポレーション」が経営するラーメンチェーン「丸源ラーメン」も5月14日、秀インターワンが兵庫県西宮市で経営するラーメン店「にく次郎西宮店」に、メニューや外観をまねされたとして、営業の差し止めなどを求める仮処分を大阪地裁に申し立てていたことも分かった。
にく次郎には丸源ラーメンの「熟成醤油肉そば」と同じ名称のメニューがあり、トッピングは豚の薄切り肉やのり、紅葉おろし、ねぎと共通。店舗の外観やノボリも似ており、インターネットのグルメサイトではユーザーから「まるパクリ? 系列店?」と指摘されている。
相次いで模倣商法が表面化している秀インターワン。橋本秀恒社長は同社のホームページでこうあいさつしている。
「今、繁盛しているお店がこれから先も続くという保証はどこにもありません。お客様のニーズを的確に把握して、先手を打って行動することができる企業のみ生き残っていく時代です」
果たして先手を打つのはいつなのか?