【戦後アジアにみる 日本軍の遺産】インドネシアの独立を支えた日本軍人 アジアの「独立と民族自決」を強調 (1/2ページ)

2015.06.14


安倍首相は、カリバタ英雄墓地に献花した後、AA会議60周年記念首脳会議で演説した=4月22日、ジャカルタ(共同)【拡大】

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 今年はアジア・アフリカ会議(AA会議)から60周年だ。同会議は、第2次世界大戦後に独立した国々が中心となり、1955年にインドネシアのバンドンで開かれた。西欧列強に虐げられた国々が、平和的な発展、民族自決権などの外交原則を確認した。日本はこの会議に招待されて、国際社会に本格復帰した。

 安倍晋三首相は今年4月、バンドンでの記念首脳会議に出席し、AA会議の取り組みをたたえる演説を行った。その直前、カリバタ英雄墓地を訪問し、献花した。安倍首相の行動は、日本の戦争と深く関わっている。

 日本は戦時中の43(昭和18)年、東京に、タイとビルマ、インド、中国など、アジア諸国の首脳を集めて「大東亜会議」を開いた。当時、アジアの大半は欧米列強の植民地だったが、会議では「独立と民族自決」を強調し、その実現を戦争の目的とした。

 外交官として大東亜会議の開催に中心的役割を果たした加瀬俊一氏(のち初代国連大使)は、前出のAA会議に出席した際、各国代表から「大東亜会議が、民族自決、人種差別撤廃の先駆となった」と歓迎され、感動したと回顧している。

 先のカリバタ英雄墓地には、オランダからの独立戦争(45−49年)に身を投じた10万人とされる戦死者の一部が埋葬されている。この戦争には残留日本兵約2000人も参加し、約1000人が亡くなっている。安倍首相は、インドネシアと日本の戦没者に献花した。2つの歴史的事実と、今の日本のつながりを行動で示したのだろう。

 

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