必ず最後に役人は勝つ 橋下改革で役人天国の終焉を期待していたが… (2/2ページ)

2015.06.18


橋下市長も役人には負けた…日本はどうなる【拡大】

 ということで、私は橋下改革に期待した。役人天国の終焉(しゅうえん)を期待した。しかし、橋下氏も結局は負けてしまった。私の知る限り、役人は、負けたことがない。必ず最後に役人は勝つ。

 私が勉強している「法象学」に、「物事は『4』『7』『10』が変わり目」という教えがある。4日、7日、10日、そして4カ月、7カ月、10カ月、はたまた4年、7年、10年、さらには40年、70年、100年…に節目があるというものだ。

 今年は終戦から70年という節目。1945年8月30日、神奈川・厚木海軍飛行場に降り立った米国陸軍のダグラス・マッカーサー元帥は、コーンパイプをくわえながら、日本国憲法の制定をはじめ、農地改革、婦人参政権、学校教育自由化、財閥解体などの大改革を成し遂げたが、官僚組織には手を出さなかった。あの明治維新から脈々と続く官僚機構はそのまま残り、その後もさらに力をつけ、政治家も手を出せなくなった。

 安倍晋三首相は「戦後レジームからの脱却」を唱えているが、それ以前の明治に作られた官僚機構はもう賞味期限が切れている。このままでは近い将来、日本は潰れてしまう。今後、終戦から100年目の節目に、「日本の役人組織の終わり」がくることになるのか。とにかく役人から変えなくてはこの国は変わらない。

 ■渡辺喜太郎(わたなべ・きたろう) 麻布自動車会長。1934年、東京・深川生まれ。22歳で自動車販売会社を設立。不動産業にも進出し、港区に165カ所の土地や建物、ハワイに6つの高級ホテルなど所有し、資産55億ドルで「世界6位」の大富豪に。しかし、バブル崩壊で資産を処分、債務整理を終えた。現在は講演活動などを行っている。著書に『人との出会いがカネを生む/ワルの交遊術50』(仁パブリッシング)。

 

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