役人の言うがままにしていたら日本は沈没する Nスペ“出演”に大反響 (1/2ページ)

2015.07.02


役人のヤッカミで大量の空き地を残し、日本はボロボロの20年を歩み始めた【拡大】

 さすがNHK。「見ましたよ。渡辺さんも苦労したんですね」と多くの人から連絡をいただいた。反響は大きかった。ま、私の人生が急降下する話だから、恥ずかしいのだが…。

 5月31日放映の『NHKスペシャル/戦後70年ニッポンの肖像』シリーズの第2回『“バブル”と“失われた20年”何が起きていたのか』にホンの少しだけ画面に顔を出して、当時を振り返った。バブルを象徴する人間で、生き残っているのはほとんどいなかったからだろう。

 番組のテーマは、バブルとその崩壊、その後の停滞を検証し、教訓を探そうというもの。「NHKはすごいな」と感じたのは、少ししか出ない私に対しても、事前取材を何度も何度も重ねていたこと。

 オンエアを見たら、金融自由化を働きかけた当時の米財務次官補や金融緩和を求めたFRB(米連邦準備理事会)元議長、日本側で交渉した大蔵省元財務官、日本銀行の元理事、そして経団連の元会長、経済同友会の現役代表幹事などなど、私以外は超豪華な顔ぶれだった。中でも驚いたのは、三洋電機元会長の井植敏さんが、引退後、初のインタビューに応じていたこと。

 番組で、私はやはり日銀の動きに注目した。日銀は当時、公定歩合引き上げのタイミングを逃し、バブル膨張を止める操作を間違えた。さらに、緩やかに引き上げればいいのに、「不動産を扱う奴は全部悪い奴だ」という“偏見”があって、一気に利上げした。

 これに大蔵省(現財務省)による不動産融資への総量規制などが重なり、銀行の態度が一変、わが麻布建物も融資が急になくなって破綻した。全開にしていた水道の蛇口を一気に閉めたようなもの。これにより、地価は急落し、私の会社のみならず、拡大戦略をしていた西武、ダイエーなどを直撃した。

 

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