財産約30億円「京都の紅茶王」相続争い泥沼化 婚外子9年にわたる闘い (1/2ページ)

2015.09.01


9年にわたる相続争いを打ち明けた城生真里さん【拡大】

 親の相続遺産をめぐるトラブルは今も昔も絶えないが、京都のある大物経営者の一族が、9年にわたる泥沼の争いを繰り広げている。「京都の紅茶王」と呼ばれた経営者の死後、婚外子に遺されたのはわずか「7万8002円」だったのだ。「人間として扱われていない」と訴える婚外子に、法廷以外では沈黙を貫く異母きょうだいたち。壮絶なバトルの行方に注目が集まっている。

 遺産請求訴訟を起こしているのは、京都市の城生(しろお)真里さん(47)。城生さんの父親は、英国紅茶「リプトン」のティーショップを1930年に京都市で開き、紅茶文化を日本に広めた人物として知られる福永兵蔵氏(2005年、101歳で死去)。1967年に「フクナガ」に変更し、とんかつ店など幅広く飲食業を展開し、昨年の年商は64億円に達した。

 売れっ子モデルで、銀座のクラブホステスとしても働いていた城生さんの母親は、18歳のときに妻子があった当時50代の福永氏と知り合い交際、26歳で城生さんを出産した。福永氏は城生さんを認知した。

 「母は『頼むから男の子を産んでくれ』と言われたようです。父は毎日のように動物園に連れて行ってくれた。母と父が別れ、中学生のころには父に全く会わなくなりましたが、私にとっては唯一のお父さんだった」(城生さん)

 福永氏には2度の結婚で6人の子供がいた。福永氏が亡くなった翌2006年に、フクナガの後継者である後妻の長男から届いた1通の内容証明郵便が、長い裁判の始まりだった。遺産相続分は「7万8002円」で、それ以外の権利がないことを確認する「債務不存在確認」の文書。「意味が全く分からなくて…。2円って何? なんで7万8002円なん?って。自分を否定されているような気持ちにもなりました」と城生さん。

 

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