旭化成建材、不正は300件規模 10人以上が関与か 傾斜マンション問題 (1/2ページ)

2015.11.02


頭を下げる旭化成グループの経営陣たち。不正はどこまで広がるのか=2日午後、東京都千代田区一ツ橋(宮川浩和撮影)【拡大】

 旭化成ショックが収まらない。子会社の旭化成建材が過去10年間に請け負った杭打ちなどの工事3040件のうち、300件規模で不正が行われていた疑いがあるという。事実なら衝撃的な件数で、2005年に発覚した耐震偽装事件を超える大事態だ。アベノミクスで急回復していた不動産市場を一気に凍り付かせる恐れがある。

 「建築・土木用基礎のパイオニア」とは何だったのか。旭化成建材がホームページで胸を張るPRとはほど遠いデタラメ工事がまかり通っていたことになる。

 東京都は2日、首都大学東京(八王子市)の校舎など学校2施設の工事でデータ流用が判明したと発表。不正発覚は3都道県の9件となった。

 さらに、旭化成建材が請け負った3040の物件のうち300件前後で杭のデータの流用などが行われていた疑いがあることが関係者の話で分かった。横浜の傾斜マンションの男性担当者を含む10人以上が関与したという。旭化成広報室は2日午前、「当社が発表した数字ではない」とコメントした。

 国土交通省は相次ぐ不正を問題視し、建設業法に基づき、同日にも旭化成建材の立ち入り検査に入る。組織としての施工管理やチェック体制、法令順守に問題があったとみて調べるとみられる。

 また、旭化成は同日、発端となった横浜の傾斜マンションの担当者が過去約10年間に手掛けた9都県41件の工事について、不正の有無の調査結果を国交省に報告し、公表する予定。

 

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