日本が中核になり中国支配を阻止へ アジア海洋協力元年 緊迫!南シナ海 (1/2ページ)

2016.01.04


中国が軍事基地化を進める南シナ海の南沙諸島にあるスービ礁(デジタルグローブ提供・ゲッティ=共同)【拡大】

 2015年12月、まだ風のぬくもりを感じる石垣港(沖縄県石垣市)の岸壁には、海上保安庁の大型巡視船7隻が整列していた。甲板には、全国から集められた、選りすぐりの海上保安官が動き回り、いつでも出港できる体制を整えていた。総勢600人、巡視船12隻の勢力を目指す、尖閣専従部隊の主力である。

 この日も尖閣諸島の周辺は波高4メートルの荒れた海象(=海洋における自然現象)にも関わらず、中国の警備船が姿を現し、日本の海域を脅かしていた。当然、海保の巡視船は沖合にも配備され、中国警備船の日本領海への侵入を阻止すべく、万全な体制で臨んでいた。

 南の島は、常に緊張を伴っている。年末といえども、海上保安官たちは日本国民の平穏な暮らしを守るために、気を緩めることが許されないのだ。強大化した中国の海上警備機関「中国海警局」は、東シナ海と南シナ海を同時に侵攻する力を持ち始めている。

 わが国は東シナ海の安全を守るとともに、アジアのリーダーとして南シナ海の海洋安全対策にも力を貸さなければならない。海洋国家としての力量が試されるのである。

 15年秋、南シナ海において日米のとった戦略は功を奏し、なかなか一枚岩となれないASEAN(東南アジア諸国連合)諸国をまとめることに成功した。

 米国海軍のイージス駆逐艦が、中国の造った人工島周辺を堂々と通過したことにより、航行の安全を保障する国際法の重さを示すとともに、領土、領海の意味を確認した。時を合わせ、日本は、ASEAN+3および東アジア首脳会議において「海洋協力」を提唱し、国際法に基づいた国際協力体制の構築に動き出す決意を示したのだ。

 

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