神戸山口組、熊本市内で炊き出し 支援活動展開 復興事業参入へイメージ戦略か (2/3ページ)

2016.04.21

熊本市中央区に拠点を置く神戸山口組直系組織の事務所。「飲み水無料配布します」と書かれた段ボール紙が張られている
熊本市中央区に拠点を置く神戸山口組直系組織の事務所。「飲み水無料配布します」と書かれた段ボール紙が張られている【拡大】

  • <p>井上邦雄組長(上)率いる神戸山口組。熊本復興事業への参入を狙ったイメージ戦略の恐れもある</p>

 対立する山口組については、熊本市の直系組織の組事務所周辺ではこうした動きはみられず、同市にある別の直系組織の傘下組織事務所も組員が壊れた備品などを片付ける様子がみられた程度で、表立った活動は確認されていないという。

 暴力団による被災地での支援活動は1995年の阪神大震災でも確認されており、山口組が被災者に食料や日用品を総本部で配布したほか、炊き出しなどを実施。2011年の東日本大震災でも支援物資をトラックで東北の被災地に送り込んだことが海外メディアなどに報じられた。

 昨年8月の分裂後、九州では両組織による切り崩し戦が激しくなっており、警察当局は勢力拡大と復興事業への参入を狙ったイメージ戦略の恐れもあるとみて、警戒している。

 被災者支援を長年続け、兵庫県弁護士会で民事介入暴力対策委員会のメンバーを務める津久井進弁護士も「組織としてのイメージ戦略。復興事業などを狙い、被災地の情勢を把握しようとする意図もあるのでは」と推測している。

 津久井氏によると、阪神大震災の被災地では暴力団による資金獲得活動(シノギ)の一環として、がれき処理事業への不正参入が確認されたという。

 

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