安土城(上) 天下統一への真っ直ぐな道 (1/2ページ)

★安土城(上)

2016.07.30

安土城大手道
安土城大手道【拡大】

 織田信長が築いた城のなかで、安土城(滋賀県近江八幡市)こそ、最高の傑作だろう。

 現在は石垣や礎石を残すだけだが、城祉全体が国の特別史跡で、近年、天主(=天守)へ続く大手道の舗装が終わった。近くには安土城考古博物館や、城郭資料館、スペイン・セビリア万博に出展された天主の5、6階部分を原寸大で復元したものを展示した安土城天主信長の館などがある。「安土城」の威容を知る施設が整っている。

 天正4(1576)年、安土城の築城に取りかかった信長は43歳、まさに脂の乗り切ったときだった。安土城がそびえ立つ安土山は、佐々木六角(ろっかく)氏の居城である観音寺城とは地続きの山で、佐々木氏の支城、目加田(めかた)城のあった場所だ。

 当時は目加田山と呼ばれ、弓の練習場があった。弓の的をかける柱を「あづち」というため、信長の築城以来、安土と呼ぶようになった。

 安土山は標高199メートルで高い山ではないが、近江一円を見渡すことができた。東海と北陸、京都を結ぶ要地で、京都までは1日の行程にある。北と東、西の三方を琵琶湖に囲まれた要害の地でもあった。

 要害の地に山城を築くという発想自体は戦国大名のものだが、その構造には信長の画期的な発想が盛り込まれている。当時の城の多くは、敵が攻めてきたときに守りやすいように、何重にも道を蛇行させるのが常識だったが、安土城は、天主へと続く1番重要な道を真っすぐに作った。

 

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