首都圏“水パニック”の悪夢…渇水が続けば「トイレが流せない」どころではない (1/2ページ)

2016.08.16

群馬県みなかみ町の矢木沢ダム。厳しい状態が続いている
群馬県みなかみ町の矢木沢ダム。厳しい状態が続いている【拡大】

 異変の夏だ。関東地方は極端に雨量が少なく、ダムの貯水率に黄色信号が灯っている。すでに利根川水系では10%の取水制限が実施され、このペースで雨が降らないと渇水の危機も迫る。万一、断水となれば、家庭やオフィスビルのトイレの水も流せなくなるどころか、大量の水を必要とする医療機関、町工場が機能不全になる。猛暑を招くラニーニャ現象も発生、水パニックの悪夢がよぎる。

 関東地方の1都5県に水を供給する利根川水系の8つのダムの平均貯水率は5日現在、59%にまで低下した。昨冬の記録的な少雪や5月以降の少雨が主な原因で、群馬県みなかみ町の矢木沢ダムはわずか43%(12日現在)で推移している。

 気象庁によると今夏は、ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象の影響を受け、太平洋高気圧が例年に比べ広く列島を覆う。「猛暑日」の定義となる気温35度以上も全国各地で記録。国土交通省では梅雨明け以降の雨不足に焦りを隠さない。

 現在の取水制限は、まだ10%で済んでいるが、今後雨が降らなければ、段階が引き上げられる。そうなると一体、どんな事態になるのか。

 東京大学生産技術研究所の沖大幹教授(土木工学)は「取水制限が20%になった時点で『減圧給水』が始まるかもしれない。減圧給水が始まると水道の水の出が悪くなる」と話す。

 さらに進んで40%に突入すると今度は「断水」が起こりうるという。

 

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