【「炎上」列島】北方領土に南シナ海… 日本外交キーワード「島の重要性」 (1/2ページ)

2016.10.04

終戦のどさくさでソ連に奪われた北方領土・国後島
終戦のどさくさでソ連に奪われた北方領土・国後島【拡大】

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 10月に入り、秋たけなわの日本列島には世界から千客万来、注目の要人もやって来る。今月は、就任早々たびたびの「炎上」発言で世界を騒がすフィリピンのドゥテルテ大統領が、来月はミャンマー政権の事実上トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相、そして、12月には、ロシアのプーチン大統領が来日する。

 それぞれ、南シナ海問題や経済協力、北方領土問題といった重要課題を抱えての来日である。日本が「取られっぱなしの、取りっぱぐれ」に陥らないよう、国民が政府の交渉を厳しく見つめなければならない。

 こんなときに頼るべきは大メディアだが、心もとないこと甚だしい。テレビなどは、スーチー氏やプーチン氏を外国の映画スターのように扱いかねない。筋違いな煽りで、読者の方々が、要人来日の根幹を見誤ることのないよう、予備解説をしておこうと思う。

 外交の季節、キーワードの1つは「島」だ。

 フィリピンとの間には南シナ海の島々をめぐる防衛協力が、ロシアとの間には北方領土問題がある。「ミャンマーとは島の問題はないじゃないか」と思われるだろうが、これについては第2回以降で述べる。

 まず、「島」について整理しておきたい。

 わが国は、日本列島とも呼ばれる島国だ。このことは誰でも知っているが、その日本列島がいくつの島から成り立っているのかと尋ねると、正解者は極めて少なくなる。

 6852島である。日本はかくも多く、大小の島々からできている。このなかには、北方四島も、沖縄県・尖閣諸島も、島根県・竹島も含まれる。実は北方領土の択捉島と国後島は、本州、北海道、九州、四国に次いで大きい島なのである。沖縄本島より大きい島々を、終戦のどさくさに紛れてソ連が強奪し、今日に至っている。

 

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