【「炎上」列島】今や「世界一の炎上男」、ドゥテルテ比大統領の真の姿は? (1/2ページ)

2016.10.05

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 今や「世界一の炎上男」となった感のある、フィリピンのドゥテルテ大統領。本稿で触れようと思った矢先、またやってくれた。この人に比べれば、米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏の暴言が生易しく感じる破壊力だ。

 今回は、「ヒトラーはユダヤ人300万人を虐殺した。(フィリピンには)薬物中毒者が300万人いるが、私も虐殺してやりたい」と言ってのけ、さすがに謝罪を余儀なくされた。だが、シュンとする人ではない。

 自らの麻薬対策を批判する米国を「ばか」と言い放ち、アキノ前政権時代に締結した米国との防衛協力強化協定の見直しにも言及したのだ。

 一方、中国とは、日本訪問の前に北京を訪れ、南シナ海の件で対話を行う予定という。

 一連の報道から「ハチャメチャな指導者の登場で、日米との防衛協力も木端みじんにされかねない」との憂慮の声が、日本側からも聞かれる。その嘆きは「ドゥテルテ氏は反米親中だ」とのレッテル貼りで締められる。

 果たしてそうなのか。

 筆者は、このレッテルに大きな疑問符を付けたい。現時点で「反米親中」と決めつけるのは早計で、「まともに相手にできないアブナイ人」と思い込むのは危険である。日本のメディアや識者は、政権後半、中国と激しく対立したアキノ前大統領のことも就任当初、その血筋のためか「親中」と評した。

 もっとも、ドゥテルテ氏が「反米」的なのは明らかだ。ただ、米国に植民地支配され、多くの民を殺され、戦後も米国の間接支配に翻弄されてきた同国の歴史を振り返れば、当たり前の国民感情の表明だともいえる。

 

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