ロシアのプーチン大統領が15日、11年ぶりに来日。コワモテで知られる一方、国内で支持率8割とされるプーチン氏だが、ロシア出身者はどう思っているのか。夕刊フジは東京都内のロシアンパブに潜入、プーチン氏とロシア、そして日本について金髪美女のホンネを探った。
平日の午後10時すぎの某歓楽街。雑居ビルにあるロシアンパブに入ると、まず、東部の田舎町出身だという、ロシア女性にしては小柄なナターシャ(仮名)が記者の隣についた。年齢は30代前半とみられ、目鼻立ちのはっきりした顔とショートカットの髪形で、記者が受けた印象は「ロシアの真木よう子」。
「ロシアはこういうお店がないから、最初はビックリしました。ロシアではお酒を注ぐのは男の人の仕事なんです」
すでに来日6年目を迎えるといい、流暢(りゅうちょう)な日本語で、水割りを作る手つきも慣れている。パブといっても店のシステムはキャバクラとほぼ変わらず、2人で90分1万円。
日本の好きな食べ物などたわいもない話題のあと、意を決してプーチン氏の来日について水を向けてみた。するとナターシャは「ニュースを見ない。お客さんのほうが詳しい」としつつも、真剣な表情で「ロシアは大きい国でしょ。1人でまとめているのはすごい。プレジデント、尊敬します。誰も同じことできない」と口にした。
著書に「体験ルポ 在日外国人女性のセックス」(光文社)があり、各国の女性を考察してきたフリーライターの出町柳次(でまち・りゅうじ)氏は「ロシア女性は伝統的にマッチョな男性を好む。柔道などで『強い男』を印象づけるプーチン氏の戦略が成功しているのだろう」と話す。