中国「一人っ子政策」の後遺症 性犯罪、人身売買などの社会問題に (1/2ページ)

2017.03.13

 産経新聞は先月26日、「中国、今後30年続く一人っ子政策の後遺症」という記事を掲載した。中国では一人っ子政策が本格化した1980年代以降、超音波検査による胎児の性別診断で女児と判明した場合、人工中絶するケースが相次いだ。中国政府は2002年、医学上の必然性がない胎児の性別診断や、男女の産み分けを理由にした中絶を禁止したが、農村を中心に伝統的に男児を望む傾向が強く、抑止効果にはならなかった。

 それが響いて、適齢期を迎える男性の数は、年平均で女性を約100万人上回るとされ、今後30年間で3000万人以上も男性が上回る見通しだという。

 この問題は、単に男性の結婚難だけにとどまらない。女性や子供の誘拐、人身売買、性犯罪などの社会問題を引き起こす要因になっているとも指摘されている。

 中国の年齢階層別の人口比をみると、80歳を超えた人は、男性100に対して女性は139%、75−79歳でも111%。これは女性が長生きすることも関係しているのだろう。70−74歳も女性101%でほぼバランスが取れているが、65−69歳で98%と少なくなり、それより下の世代になるとさらに減少する。1−4歳は83%となっている。

 人口の多い中国では、1−2%ずれただけで、非常にアンバランスになる。つまり、結婚できない男性の数は、想像以上に増えているということだ。同時に、女性の側は男性に対して以前より強い態度に出る。結婚を選択しない女性も増えている。

 

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