近赤外線でがん消滅 治療期間わずか2日、転移がんも攻撃 日本人研究者・小林久隆氏が開発 (2/2ページ)

2017.03.15

近赤外光線免疫療法の仕組み
近赤外光線免疫療法の仕組み【拡大】

  • <p>小林久隆氏</p>

 2月に一時帰国した小林氏はこう説明する。

 「抗体がついたがん細胞に光を当てると膜の表面が傷つき、膨らんだ風船がはじけるように破裂する。光の照射から破裂までに要する時間は『光の量』や『傷の量』で異なるが、約1万個の傷が付いたがん細胞なら1〜2分ほどで、ゆっくりなものでも5〜10分ほどで破れる。破壊されるのは抗体のついたがん細胞だけで、正常な細胞は影響を受けないのもこの治療法の特徴だ」

 がん細胞が破裂した際に放出された“ゴミ”は免疫細胞が捕食。免疫細胞は転移がんの攻撃も始めるのだという。

 そして小林氏によると、この手法を用いて、さらなる画期的な治療も実現できるというのだ。 (三宅陽子) =つづく

 ■小林久隆(こばやし・ひさたか) 1961年西宮市生まれ。87年、京都大医学部卒。95年、同大学院を修了し医学博士修得。同年よりNIH(米国立衛生研究所)臨床センターフェロー。2001年よりNCI(米国立がん研究所)/NIHシニアフェロー。04年よりNCI分子イメージングプログラムで主任研究員として、基礎研究開発部門を設立し主導。近赤外光線免疫療法は、12年にアスピリアン・セラピューテイクスにライセンスされ、15年より最初の臨床治験が開始された。16年12月から同治験はPhase2に進んで進行中。

 

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