自動車大手の現代(ヒュンダイ)自動車グループについても、一昨年に米国で燃費性能を実際よりも高く表示していたことのほか、昨年には米国で販売した乗用車などでブレーキランプ不点灯などの欠陥が発覚し、計約187万台をリコール(回収・無償修理)した。韓国国内でも新型車のトランクや後部座席で雨漏りするという信じられない不具合が生じた。
前出の勝又氏はあきれるように語る。
「品質や独自技術を重視せず、ウォン安に頼った韓国製造業の弱点が露呈している。朴大統領は『経済革新3カ年計画』でサービス業など内需重視への転換を打ち出しているが、実現できるかは疑問だ。製造業もサービス業も日本企業に学ぶ点は多いはずだが、朴大統領の度を越した日本への悪口雑言で、日韓協力の芽を自分で摘んでいる」