習近平氏の訪韓、自ら招いた孤立打破へ韓国“抱き込む” 6年前と一変した外交環境 (1/2ページ)

2014.06.20


 握手を交わす習主席(右)と朴大統領=2013年6月(共同)【拡大】

 【北京=矢板明夫】中国の習近平国家主席が初訪韓する目的の一つには、北東アジア地域での外交的孤立を回避したい思惑があるとみられる。4月にアジアを歴訪したオバマ米大統領は、対外拡張姿勢を強める中国を念頭に、日韓や東南アジア諸国との関係緊密化を進めた。習氏は今回、韓国を懐柔し、できるだけ中国側に引き寄せることで、米国主導で形成されつつある“対中包囲網”を崩す狙いがありそうだ。

 中国の最高指導者が前回訪韓したのは、北京夏季五輪が閉幕した直後の2008年8月のことだった。当時の胡錦濤政権は「調和の取れた世界」を外交スローガンに掲げ、日本を含む周辺国と比較的良好な関係を構築していた。

 しかし6年後の今、中国を取り巻く環境は一変した。「中華民族の偉大なる復興」を唱える習体制が12年秋に発足して以降、周辺国とのトラブルが急増し、伝統的友好国の北朝鮮やミャンマーとの関係も悪化した。

 今や周辺の主要国の中で中国との関係が比較的良好なのは、経済と外交で中国への依存を強めている韓国だけと言っていい状況だ。

 習氏は今回、韓国国会での演説が実現した場合、韓国の反日世論も意識して「歴史問題で日本を批判する可能性が高い」(中国の外交筋)とみられている。

 また首脳会談では、日朝両国が拉致問題などで交渉を前進させている状況をめぐり、その対応を話し合う可能性がある。

 北朝鮮が中国に相談をせず日本と接近したことについては、「中国は大きな不快感を覚えている」(同筋)とされる。

 

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