【原川貴郎の東アジア風速計】“コピペ文化”の中国メディア 日本関連の虚報、捏造記事を大拡散 環球時報も一面で真顔で誤報道 (1/4ページ)

2014.06.23

 中国メディアが最近、日本の防衛にまつわる有りもしないデタラメニュースを一斉に報じた。「陸上自衛隊が沖縄県宮古島市の宮古島に地対艦ミサイル部隊を配備した」という内容だが、ネット上での転載に次ぐ転載で、誤報は世界中に広まっており、まさに、ことわざにある「一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う」(一人がでたらめを言うと、多くの人が真実として伝えてしまう)事態となっている。誤報拡散の背景には、中国の「特色ある」メディア文化がある。

 「自衛隊が沖縄県の宮古島に地対艦ミサイル部隊を配備したんですか? 中国のネットニュースで見たんですけど」

 日本に留学経験がある知人の中国人から15日夜、メールでこんな問い合わせが舞い込んだ。はて。宮古島といえば、武田良太防衛副大臣が12日、現地を訪れて、陸上自衛隊警備部隊の配備に向けて、下地敏彦・宮古島市長に対して協力を要請したばかり。いくらなんでもそんなにすぐ、しかも、地対艦ミサイル部隊が配備されることはないと思いつつ、インターネットをチェックした。すると確かに、中国のニュースサイト「中国新聞網」に「陸上自衛隊は、釣魚島(尖閣諸島の中国名)から最も近い宮古島に、地対艦ミサイルの集中配備を終えた」との記事を発見。多くのネットメディアがこの記事を転載し、中国政府系の英字紙チャイナ・デーリーの中国語版「中国日報」も15日中に同様の内容を報じていた。

 さらに翌16日には、中国共産党機関誌、人民日報も追随し、ネット版の「人民網」で、中国日報の記事を転載。人民日報傘下の環球時報も同日付の一面で、「日本の自衛隊が釣魚島から最も近い宮古島でミサイル配備を…」と大きく報じ、「日本当局は再び中国の目の前で、刀を手にし、満面に殺気を帯びた武士のように振る舞っている」とおどろおどろしく指摘した。

 

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