中国、エボラ熱で厳戒態勢 上陸危機の背景に特異な関係 (1/2ページ)

2014.08.14


西アフリカのギニアに到着した中国からの支援物資。中国の水際作戦は成功するか(AP)【拡大】

 中国が、西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱への警戒を強めている。ウイルス侵入を防ぐため、全国の観光部門に水際対策の強化を求める通達を出しただけでなく、公衆衛生上の緊急事態では同国として初めて、専門家9人を西アフリカに派遣したのだ。致死率90%という史上最悪の感染症の恐怖。背景には、中国とアフリカの特異な関係もありそうだ。

 「衛生部門などと連携を強め、感染者が見つかった際は迅速な対応を取るように」

 中国国家観光局は、エボラ出血熱の国内侵入を阻止するため、全国の下部機関にこう命令を発した。13日付の中国各紙が報じた。

 中国は2003年に新型肺炎(SARS)が大流行した経験がある。今回は感染地域が遠いため、現時点では「中国への影響は心配していない」(旅行業女性)などの声が多いが、厳重な警戒態勢を敷いたようだ。

 また、中国は西アフリカのシエラレオネなど3カ国に、専門家9人を派遣した。中国国営通信、新華社(英語版)が12日伝えた。シエラレオネではエボラ熱の治療に当たった中国人の医療従事者8人が隔離されたことが明らかになったばかり。

 中国とアフリカには、特異な関係がある。

 中国は天然資源や食糧などを確保するために、アフリカを「運命共同体」と位置づけ、習近平国家主席や李克強首相らが頻繁に訪問し、ODA(政府開発援助)などを戦略的に実施している。

 

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