ターゲットはイスラム国最高指導者 「多国籍部隊」地上戦に投入も (2/3ページ)

2015.01.22


バグダーディ最高指導者(共同)【拡大】

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「これまではアラブ首長国連邦やヨルダンのフランス軍の地上基地から空爆を仕掛けていたが、空母の動員で、より広範囲な攻撃を加えられる。フランス空母の周囲には、米国海軍の駆逐艦も展開しており、巡航ミサイル『トマホーク』などによって連携攻撃を仕掛けるはずだ」と解説する。

 海と空からの攻撃だけでなく、陸からの包囲網も固める。

 米国防総省は16日、イスラム国の壊滅を目指すオバマ米大統領の包括戦略に沿い、シリアの穏健な反体制派武装勢力を軍事訓練するため、トルコ、カタール、サウジアラビア周辺3カ国に米軍数百人の派遣を始めることを明らかにした。

 米国は、世論の反発もあって、地上戦闘部隊を派遣しない方針を鮮明にしている。そのため、イスラム国との地上戦では、戦力面で対抗しうる実力組織がなく、対峙する穏健反体制派の訓練が急務。米国は「多国籍部隊」を現地に作り上げ、戦線に投入する構えだ。

 「部隊に加わるのは、トルコ、カタール、サウジアラビアの3国のスンニ派住民のほか、アサド政権率いるシリア政府軍とイスラム国から逃れたシリア難民も含まれる。米軍は、いわば『逆イスラム国』のようなゲリラ部隊を組織し、シリア領内に送り込むことをもくろんでいる」(世良氏)

 地上戦には加わらない姿勢の米軍だが、日本人2人の身代金問題やフランスの風刺週刊紙銃撃事件など、エスカレートするテロ行為を受け、将来的にその基本方針を見直す可能性もある。

 

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