【外信コラム】朴槿恵政権で消えた「クーデター」 禁句扱いに…

2015.04.06

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が少女時代に暮らした家が一般公開されている。日本式家屋を改築したその建物は、大統領府から南東に5キロ離れた新堂(シンダン)洞の住宅街にあった。朴槿恵氏が父の朴正煕(チョンヒ)元大統領ら家族と移り住んだのが1958年5月で6歳の時。61年8月まで過ごした。

 この住居を見てみたいと思ったのは、朴正煕が実権を握った61年の軍事クーデターの事前謀議を重ねた場でもあったためだ。決行前夜の5月15日午後11時半、朴正煕陸軍少将はこの家を後にし、歴史の表舞台に飛び出していった。

 家の前の案内板にも、韓国語、英語、中国語、日本語の順にクーデターに関する説明があった。が、その表記が気になった。外国語ではそれぞれ「May16 coup」「5・16軍事政変」「5・16軍事クーデター」と記されているのに、韓国語では「わが国現代史の大きな転換点となった5・16が計画された」と、クーデターを意味する言葉がすっぽり抜け落ちている。

 調べてみると、「朴槿恵政権発足後、5・16の教科書的表現である『軍事クーデター』や『軍事政変』は“禁句”扱いされるようになった」(左派系紙ハンギョレ電子版)というのだ。

 歴史認識の違いをめぐり日本を糾弾する韓国ではあるが、実は同様の問題を国内において抱えている。(藤本欣也)

 

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