観光ジャーナリストの千葉千枝子氏は、「観光は平和産業なので、親日的な国や平和で穏やかな国が選ばれる。観光業界あげて韓国旅行をすすめているが、韓流ブームが沈静化する一方、歴史問題が尾を引き、旅行者は回復していない」と指摘する。
14年の同じ調査では23・7%減、13年調査では10・9%減と、朴政権が発足した13年以降、3年連続で2ケタ減。旅行者数も12年には12万8000人と地域別で断トツだったのが、今年の推計は7万5000人と、2位の中国(同7万4000人)に迫られた。
日本人にとって“最も近い外国”は、いまや遠い存在になりつつある。