【巨星・虚勢の中国】AIIB、英国参加の背景 英中関係は“タブー”だらけだが… (1/2ページ)

2015.04.16

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 アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を、欧州の中で英国がいち早く表明したことに、日本は少なからず驚いた。しかしながら、この数年の中国と英国の急接近ぶりを鑑みれば、さほど驚く話でもなさそうだ。

 英中関係が長期にわたりギクシャクしてきた背景の1つに、英国とチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との親密な関係があった。人権問題を重視するチャールズ皇太子は、ダライ・ラマ法王を支援し続けており、「法王との面会」に中国は猛反発を繰り返してきたのだ。

 キャメロン首相も2012年5月、法王と会談したことで、同年秋の訪中予定は延期となった。議会で首相が「チベットは中国の一部。独立は支持しない」と答弁し、「今後、ダライ・ラマと会わない」と明言したことで改善に向かったと英メディアなどが報じている。そして13年12月、訪中に至った。

 リーマン・ショック以降、経済破綻の危機にあえいでいた英国は「中国マネー頼み」へと方針を大転換し、投資の呼び込みと貿易規模の拡大を早急の課題に挙げていた。金融街シティーでは「ロンドンを人民元取引の西洋のハブにする」という動きも活発化している。

 そのため昨年6月、総額2兆円以上の商談をぶら下げ訪英した「国家元首ではない」李克強首相に対し、エリザベス女王との面会要求をのんだ。香港で民主化を訴えるデモ「雨傘革命」が長引いても、キャメロン首相は曖昧な発言に終始したのだ。

 

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