【外信コラム】埋もれた第二次大戦後の虐殺 衝撃的な戦争ドキュメンタリー

2015.06.09

 欧州の東部では第二次大戦後、ドイツ系住民への報復で大量レイプや大虐殺が行われた−。

 こんな衝撃的な事実を明らかにした戦争ドキュメンタリー番組が先日、放送された。タイトルは「1945 残酷な平和」。英BBC放送の制作だ。

 道路沿いに並べられた子供を含む42人のドイツ系住民たちが、次々と射殺されていく。その中には、まだ息があり、助けを求める者もいるが、倒れた住民たちを今度はトラックが無造作にひいていく−。

 まるでイスラム過激派武装集団による人質たちの公開処刑を連想させる残忍な犯罪は、大戦終結後間もないプラハで起き、地元の人が撮影していた。番組はこのほか、大学での公開処刑やナチス・ドイツの収容所でドイツ人の虐待、拷問が行われたことを、目撃者の証言を交えながらこれまで見たこともない映像で伝えた。200万もの女性がソ連軍兵士らにレイプされ、殺害されたり自殺したりした女性もいた。子供の目の前でレイプされ、24時間、性の奴隷となっていたとの証言もあった。

 ナチス・ドイツによる犯罪は裁かれた。だが、裁判もなく殺害されたドイツ系住民は50万に上ると推定される。これらの犯罪は裁かれていないという。(内藤泰朗)

 

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