【矢板明夫の目】主要国は軒並み“ボイコット” 中国の異様な世界ネット大会の真相は… (3/3ページ)

2016.01.03


「第2回世界インターネット大会」で基調講演を行う中国の習近平国家主席。中国の肝煎りで昨年に続いて同じ場所で開かれたが、ネット先進国の大半が不参加という異様な国際会議だった=12月16日、浙江省桐郷市烏鎮(AP)【拡大】

 ■閉幕直後から接続悪化

 中国は今回の大会を通じて、中国の「優れた」インターネット技術を国内外にアピールする狙いがあった。地元浙江省は大会に合わせて、中国初のインターネット病院のサービスを開始したと発表した。病院の公式サイトに携帯電話のアプリをリリースし、全国の人々に再診を中心とするオンライン治療サービスを提供するという。医師と患者が直接顔を合わせる必要がなく、オンラインチャットだけで処方箋の交付や調剤といった診療を終えることができるのが利点だという。中国がいかにネットを活用し、国民生活の向上を図っているかを示したい思惑があったが、医療関係者の間では、「患者と直接交流しないで診断することは怖い」といった慎重論もあった。

 大会は「ネット空間の運命共同体の構築」などを盛り込んだ共同声明を発表し、閉幕した。その直後から、北京の産経新聞社の支局のインターネットのつながりが悪くなった。人民日報や国営新華社通信などのホームページは普通にみられるが、日本語と英語のサイトがなかなか開かなくなった。メールを送れないこともしばしば起きた。

 習主席の大会での講話を聞いて、担当者たちは規制を強化しただろう。大会は中国のインターネットの発展にマイナス効果をもたらしたようだ。(中国総局 矢板明夫)

 

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