朴政権“危うい現状” 強まる言論弾圧 反政府デモ隊をIS扱い 高月靖氏 (2/2ページ)

2016.01.26

朴正煕元大統領
朴正煕元大統領【拡大】

 米紙ワシントン・ポストは12月5日付でIS発言を報じるとともに、朴大統領を「独裁者の娘」と呼ぶ市民の声を紹介。ニューヨーク・タイムズは「朴大統領はネットのソーシャルメディアでも政府批判をコントロールしようとしている」と指摘しつつ、朴大統領が歴史教育を通じて父親のイメージ向上を狙っていることまで示唆した。

 デモを巡る騒動はその後も混迷している。警察は、昨年11月の第2弾にあたるデモの禁止を通告したが、裁判所はその決定を覆し、執行停止仮処分申請を承認した。デモに対する警察の過剰対応を裁判所が認めた格好だ。

 「同時に韓国各地ではマスクをつけて集結するデモが開催され、覆面着用の禁止を掲げる朴政権を挑発した。また最近になって、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領や朴大統領を風刺するポスターを広告物の無断貼付といった微罪で次々に摘発している。そんなこともあり、大学などでは表現の自由の侵害として朴大統領を非難する動きが活発化し始めた」(ソウル在住日本人カメラマン)

 さらに問題のデモ主導者で労組団体委員長のハン・サンギュン氏の逮捕も、物議を醸している。

 「ハン委員長はセウォル号関連デモなどで公共物破損など数々の違法行為に問われながら、裁判を欠席し続けてきた札つきの人物。先月、自ら出頭した際は大勢の警官に加えて右翼団体まで集結して大変な騒ぎだった」(同)

 警察は昨年12月19日、ハン委員長を「騒擾罪」(=騒乱罪)の疑いで検察に送致したが、騒擾罪の適用は軍事政権下の1986年以来30年ぶりだ。

 「ずっと死文化していた騒擾罪の適用に、また朴政権が無理な法の運用をしているのではといった批判も噴出している」(現地メディア関係者)。朴大統領への不信は拡大する一方だ。

 

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