【宮家邦彦のWorld Watch】「第二次朝鮮戦争」でも覚悟しない限り北朝鮮は足元を見続ける…これが核実験が示す不都合な真実だ (2/3ページ)

2016.09.22

 ●日米韓も新アプローチを

 ●日韓は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結を

 ●まずは北の核開発の凍結を

 ●日本は主体的に外交努力を

 ●米中への働きかけが重要

 「主体的」で「新たなアプローチ」などと書くのは簡単だが、具体的に何を想定しているのか。「まずは核開発の凍結」というが、核兵器を既に保有する北朝鮮には凍結も断念も問題外だろう。さらには、こんな提言まである。

 ●偶発的衝突を回避すべし

 ●冷静な対応をとるべし

 衝突回避は当然だが、「瀬戸際政策」を繰り返す北朝鮮に対する「冷静対応」は結果的に「宥和(ゆうわ)政策」となる。宥和とは、戦争に対する恐怖や倫理的信念に基づく外交方針で、敵対国の主張をある程度尊重して問題解決を図ろうとする政策のことだが、これがどこまで今の北朝鮮に通用するのか。大いに疑問だ。

 北朝鮮の核兵器開発を断念させるには何が必要か、とよく聞かれる。答えは、「北朝鮮は生き残りのため戦略核ミサイル部隊をつくりつつある」ということに尽きるだろう。北朝鮮の判断は誤りだが、それなりに合理的だ。イラクのフセイン政権は核兵器を持たなかったから簡単に崩壊した。リビアのカダフィ政権は核兵器開発を中断したから崩壊した。それに対し北朝鮮の核兵器開発は自国の生き残りを保証しているではないか。

 

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