中国の日本大使館や総領事館で、27日から始まる春節(旧正月)の大型連休中に日本を訪れる中国人観光客向けの査証(ビザ)発給作業が20日、ピークを迎えた。ここ数年の「爆買い」は峠を越え、今年は地方旅行や和食などの日本文化を楽しむリピーターが増えそうだ。
日本政府観光局によると、昨年に日本を訪れた中国人は約637万人で過去最高を更新。訪日旅行ブームは衰えを見せず、北京の日本大使館は20日朝から大量のパスポートを抱えた旅行代理店関係者らでごった返した。
全世界の日本の在外公館でビザ発給件数が最も多い上海の総領事館でも、1月に入って昨年同月を約1300件上回る1日平均1万件超のビザ申請を受け付けている。人手不足を補うため、担当以外の職場から応援をもらうなどして通常の3割増となる30人超の態勢で急場をしのいでいるという。(共同)
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