「尖閣での活動を一段階引き上げた」日本政府危機感 中国公船4隻態勢に増強の狙いは… (1/3ページ)

2017.02.28

海上自衛隊の哨戒機P−3Cから臨んだ、尖閣諸島を含む東シナ海上空。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄・尖閣諸島(鈴木健児撮影)  
海上自衛隊の哨戒機P−3Cから臨んだ、尖閣諸島を含む東シナ海上空。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄・尖閣諸島(鈴木健児撮影)  【拡大】

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で活動する中国公船が昨秋以降、従来の3隻態勢から4隻態勢へと増強されつつあることが23日までに分かった。複数の政府関係者が明らかにした。中国側には尖閣への圧力を強め、領有権主張を確立する狙いがあるとみられる。政府内には尖閣奪取の動きが本格化する前兆との分析もあり、警戒を強めている。

 中国公船は荒天時を除きほぼ毎日、尖閣周辺の領海外側の接続水域内を航行。月3回のペースで領海侵入を繰り返している。従来は3隻での活動がメインだったが、昨年9月以降は4隻が常態化しつつある。今月18日にも中国公船4隻が領海に侵入した。

 海上保安庁発表の資料を基に産経新聞が調べたところ、昨年1〜7月に尖閣周辺の接続水域を航行した中国公船は平均3・07隻だったのに対し、昨年9月〜今年2月19日時点では3・95隻に増加。領海侵入した中国公船も、平均3・00隻から3・66隻へと増えている。

 尖閣周辺では昨年8月に中国漁船に続いて多数の中国公船が相次いで領海侵入する事案が発生。接続水域内では過去最多となる15隻の中国公船が確認された。外務省幹部は「昨年8月の事案を契機に、尖閣での活動を一段階引き上げた可能性がある」と警戒する。

 尖閣周辺の情勢をめぐっては、一昨年12月に機関砲を搭載した中国公船の接続水域への入域が初めて確認されるなど、重武装化や大型化も懸念されている。

 

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