【断末魔の中韓経済】韓国経済、かつてない混乱に突入か 若い世代の恨みで誕生した「革命家」文大統領 (1/2ページ)

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2017.05.16

国家安全保障会議に臨む文大統領。そのかじ取りに疑問を投げかける声も=14日(AP)
国家安全保障会議に臨む文大統領。そのかじ取りに疑問を投げかける声も=14日(AP)【拡大】

 韓国大統領選(9日投開票)で、下馬評通り極左の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏(64)が勝利した。文氏の経済政策はなかなか興味深く、「政府主導で経済成長」を掲げている。

 具体的には、警察官や消防士、医療・保育の公共機関職員を、新たに51万4000人採用。さらに、公共機関で働く約30万人の間接雇用(=いわゆる、派遣社員)を、直接雇用に切り替える。財源は、歳入の自然増や予算見直しに加え、「大企業や高所得者層向けの増税」で賄う。と、明らかに「反グローバリズム」的な経済政策が中心になっているのだ。

 韓国は、1997年からの「アジア通貨危機」と「IMF(国際通貨基金)管理」によって構造改革を強制され、グローバリズムの優等生として成長してきた。結果、正社員と非正規雇用、大企業と中小企業など、さまざまな所得格差が拡大した。

 過去10年で、正社員の月平均賃金は47%増加したのに対し、非正規は25%増にとどまった。また、正社員にしても、大企業と中小企業の給与差は2倍に達している。

 若年層失業率はILO(国際労働機関)推定で10%を超え、「恋愛」「結婚」「出産」「マイホーム」「人間関係」「夢」「就職」の7つを諦めざるを得ない「七放世代」が増大している。2015年には「ヘル・コリア」(地獄の朝鮮)と、韓国を卑下する表現が流行語になった。

 相も変わらず、財閥経済。財閥オーナーと、オーナー一族、そして財閥役員が、現代の兩班(ヤンバン=貴族)として振る舞い、多くの国民は過激な競争に敗れ、困窮していく。

 グローバリズムの蔓延(まんえん)で、特に若い世代(40代以下)に蓄積された鬱屈とした思い、いわゆる「ルサンチマン」(恨み)が文氏を勝利に導いたのである。20代から40代の文氏支持率は、常に50%を上回っていた。

 

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