「異変は7月下旬に起きた。突然、『習近平国家主席の側近』と称する中国人が東京に現れた。しかも、政治家や官僚、財界人らと次々に接触して、公安当局が慌てふためいた」
「8月初め、ここ数年、全く姿を見せなかった中国の大物工作員が東京に突然、現れた。しかもその指揮下に所属する中国の工作員が次々と東京に結集している。彼らが政治家や官僚に『会いたい』と、ひそかにアプローチし始めた」
彼らの狙いは何か。外事警察幹部らがいう。
「工作員が接触した人物から話を聞くと、中国人は以下のように考えているようだ。『日本が尖閣問題で一歩も引かないのは安倍首相がいるからだ』『安倍首相さえいなくなれば、日本の政治家は必ず中国と妥協する。そうなるはずだ』と」
何ということか。要は「安倍首相外し」「安倍政権転覆工作」を狙って、日本の政官界に協力者や同志を作ろうとしているようなのだ。
これは小説ではない。今ある冷徹な現実だ。断じて許せない。万が一、そんな中国工作員にくみする政治家や官僚がいたら「売国奴」と糾弾するしかあるまい。
その中国の現状について、旧知の米国防総省関係者がこういう。
「経済政策の失敗で、習近平体制への反発がすごい。人もカネも中国から逃げ出している。この1カ月で、中国の4大銀行から約1兆元(約16兆円)もの預金が国外に持ち出された。専門家たちは、中国は『影の銀行(シャドーバンキング)』問題で、9月末に経済破綻の危機を迎えかねないと警告している」



