【日米中混沌 安倍外交が挑む】靖国参拝と米国の葛藤 小泉元首相をめぐるエピソード  (1/2ページ)

2014.01.22


小泉氏(左)は首相時代、当時のブッシュ米大統領と蜜月関係を築いた =2001年7月(共同)【拡大】

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 安倍晋三首相が昨年12月26日朝、靖国神社に参拝する映像を見て、小泉純一郎元首相の靖国参拝を思い出した。

 2004年11月にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)前に、当時の小泉首相が、日米、日露、日中首脳会談をセットしようとした。すると中国から「来年、小泉首相が靖国参拝をしなければ首脳会談を行う」というメッセージがきた。小泉氏は外務省に「来年、小泉首相は必ず靖国神社に参拝します。それで首脳会談をお断りになるなら仕方ない。しかし、小泉は日中友好論者ですから」と返事をさせた。

 チリでの日中首脳会談は無理と思っていたら、中国から「首脳会談をお受けする。ただし、首脳会談前にも後にも『参拝する』と言わないでほしい」と言ってきた。その後、記者団に「来年、靖国神社に参拝しますか?」と聞かれると、小泉氏は「適切に判断する」と答えた、という話だ。

 小泉氏は、ある識者が「小泉氏は、中国、韓国が言っても聞かないが、ブッシュ米大統領が『参拝するな』と言えば聞くだろう」と書いた評論を見て、日米首脳会談でこれを紹介した。当時のブッシュ大統領は「僕はそんなことは言わないよ」と笑っていたという。

 小泉氏はこうしたエピソードも踏まえて、昨年11月12日の記者会見で、「外国の首脳で靖国参拝を批判する首脳は、中国、韓国以外にいません。中国への対応は今の安倍首相の対応でいい」と、安倍首相の靖国参拝を後押ししたのだ。

 

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