【馬淵澄夫 俺がやらねば】問われる地方議員の資質 号泣・野々村氏、セクハラやじ

2014.07.13

 政務活動費の不正使用問題で注目されている兵庫県の野々村竜太郎県議の記者会見が連日報道されている。

 私もテレビなどで記者会見の様子を見たが、説明責任を果たすために開く釈明会見としては、やってはいけないことばかりをやっていた。

 まず、冒頭で「私が怖いなと感じた時点で記者会見を打ち切る」と発言していたが、説明を受ける側にプレッシャーを与えるというスタイルがおかしい。論理のすり替えも目立った。さらに、聞く側が冷静なのに、自分がだんだん窮地に陥って感情的になってしまっていた。

 あの記者会見を見れば、多くの人が「説明できないことをしたのだろうか」と思ってしまう。事実は明らかではないが、もし仮に野々村氏がカラ出張や目的外使用をしていたならば言語道断だ。

 野々村氏の問題をきっかけとして、「政務活動費はムダだからなくせ」という議論が出かねない。だが、ここは冷静に議論するべきだ。領収書や出張報告書など証拠の提出を義務づけ、使途をチェックする制度を整えなければならないのは言うまでもないが、すべて廃止してしまえば議員活動ができない。行政という強固な組織に対して、議員個人がチェック機能を果たすためには、どうしても一定の活動費は必要となる。

 真面目に政治活動している議員は数多くいる。地方自治体の予算や条例をチェックするのは、不可欠の役割だ。彼ら、彼女らが十分な活動ができなければ、議員として議会に送り出した有権者が不利益を被ってしまう。

 とはいえ、野々村氏の問題や、東京都議会のセクハラやじ問題などで地方議員の資質が問われていることも事実だ。

 民主党は有権者の負託に応える候補者を来年の統一地方選に送り出す。前回の2011年の統一地方選で、民主党は定数3名以上の選挙区では複数候補を立てたが、今回は単に候補者の数というのではなく、結果、すなわち「当選率」と「議席占有率」にこだわる。党勢拡大と当選率を両立する唯一の方法は、よい候補者を厳選して立てることだ。選対委員長としてその責任をしっかりと果たしたい。

 候補者については、生活者の目線に立つことが第一だ。高齢者、子供、女性など弱者に対して温かみがある人かどうかを重視する。声なき声に耳を傾ける、上から目線じゃない人を選ぶ。

 責任ある公党として、人格、識見ともに十分な人を議会に送り出すことで、地方議会に対する信頼を回復する。その戦いが、来年の統一地方選だ。 (民主党選対委員長)

 

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