20年来の夢、純国産傘での降下に成功 「空の神兵」の魂を継承 (2/2ページ)

2015.02.18


陸上自衛隊第1空挺団の降下訓練始め =1月11日【拡大】

 記録によると、この時の高度は約120メートルだという。約300メートル上空からの降下が通常であることを考えるとすごい作戦だ。

 降下作戦は視界良好な日中ではなく、多くは夜間に行われ、降下後は速やかに次の行動に移らねばならない。降下そのものが目的ではなく、降りてからいかに素早く行動できるかが重要であり、空挺降下は目的達成のための手段なのである。

 「4秒数えろ!」

 これは、空挺隊員が最初にたたき込まれる鉄則だ。

 落下傘が開かなかった場合、9秒後に地上に激突する。落下傘の開傘は4秒だ。そのため、万が一の場合、予備傘を開くタイミングが極めて重要となる。予備傘の開傘にも3、4秒はかかるため、主傘に不具合が生じたら、1秒ないし2秒後に対処する必要があるのだ。それゆえ飛び出した瞬間から「4秒数えろ!」と繰り返し、たたき込まれるのである。

 ■桜林美佐(さくらばやし・みさ) 1970年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作後、ジャーナリストに。防衛・安全保障問題を取材・執筆。著書に「日本に自衛隊がいてよかった」(産経新聞出版)、「武器輸出だけでは防衛産業は守れない」(並木書房)など。

 

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