【高木桂一の『ここだけ』の話】「共産党」が突き進む女性アイドル戦略「YYG」路線の“未来” (1/5ページ)

2015.05.18


 4月の名古屋市議選期間中、共産党の西山あさみ氏がSNSに掲載したハートマーク付きの自身の写真(本人提供)【拡大】

 統一地方選で躍進を果たした共産党が新たな「女性アイドル」をつくりあげた。国政選挙に“2連勝”した勢いを維持した同党の象徴的存在とされ、党勢拡大に向け若い無党派層をとりこむべく「共産党らしくない女性スター」の発掘、売り込みに血道を上げる戦略が鮮明になった。いまや突き進むのは、当代きっての人気アイドルグループ「AKB48」のひそみにならい、代名詞の“代々木(YOYOGI)”をもじった「YYG」路線だという声も党内から聞こえてくる。

 共産党は4月12日に投開票された統一地方選前半戦の41道府県議選で、「県議空白」だった栃木、神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、福岡の7県で議席を獲得し、党史上初めて「県議空白ゼロ」を達成した。

 獲得したのは前回平成23年の統一選を31議席上回る111議席で、栃木、山梨、岐阜、愛媛、高知5県の県都を含めて12人がトップ当選を果たした。17政令市議選でも前回から29議席増の136議席となった。この結果を、党機関紙『しんぶん赤旗』14日付は「画期的躍進」と評した。

 志位和夫委員長も笑いが止まらないだろう。12年の委員長就任後、国政選挙で8連敗を喫していたが、25年の東京都議選と参院選で委員長として初の躍進を果たし、26年末の衆院選でも解散前8議席から13議席増やした。まさに狂瀾(きょうらん)に既倒をめぐらす、である。その勢いを今回の統一地方選で失速させることなく、2年前の今ごろまで大型選挙後には度々、党内外から漏れていた「志位辞任論」たる“雑音”を当面封じ込めることができたからだ。

 快進撃に酔いしれる志位氏は統一地方選前半戦投開票の翌13日の記者会見で「共産党と国民の関係が大きく変化し、党への新しい関心と期待が大きく広がっている」と胸を張った。

 勝因を突き詰めれば、従来の組織力だけによるものではないことは言うまでもない。「自民党1強時代」にあって民主党や維新の党などの他の野党が明確な対決軸を示せないでいるなか、ぶれない共産党が「反自民票」の大きな受け皿となったことがある。

 

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