自衛官の殉職、派遣先で異なる金額 任務にふさわしい名誉と処遇を (1/2ページ)

2015.08.12


福島原発事故後、放水作業を続ける陸上自衛隊の特殊消防車 (自衛隊提供)【拡大】

 自衛官の名誉と誇りに関することを書いてきた。安全保障関連法案を審議する国会でも先日、自民党の佐藤正久参院議員から自衛官の生前叙勲についての質問がされた。同時に「賞じゅつ金」(=殉職または公務で負傷した場合、与えられる金銭)に関する話も出た。これまで公然と議論することが避けられてきたようだが、重大な問題だ。

 佐藤議員は、自身が自衛官時代に実際に経験したゴラン高原とイラクへの派遣では、殉職した場合に授与される金額が異なっていたと述べた。

 ゴラン高原のときは6000万円で、イラク派遣では9000万円だったという。ちなみに、先日7日に期間延長が閣議決定され、現在進行形の南スーダンPKOは6000万円である。

 一方、消防隊員が殉職した場合は9000万円である。同じく危険と向き合う自衛官の任務の特殊性を鑑み、「同レベルにすべきだ」という指摘は以前からあった。

 中谷元(げん)防衛相が答弁したように、警察や消防は地方公務員であるため、国からだけでなく都道府県や市町村からも賞じゅつ金が授与される。それらを合わせると最高授与額が9000万円になる場合がある。

 いずれにしても、結果的に格差があることには違いない。中谷防衛相は「今後も自衛隊員に対しては、任務にふさわしい名誉と処遇が与えられるよう、不断に検討していきたい」と答えていたが、ぜひ、スピーディーに進めてほしい。

 

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