「冷房なし」自衛官の忍耐によって捻出されている光熱水料 (1/2ページ)

2015.08.26


夜遅くまで照明がともっている防衛省【拡大】

 「睡眠不足が続いているんですよ…」

 自衛隊関係者の夏の疲れがピークとなっている。安全保障法制国会が続くなか、中谷元(げん)防衛相は夜中まで資料に目を通しているといい、その資料を作成する人たちも不眠不休に近いだろう。「不夜城」と言われる防衛省だが、寝る間もなく注がれるエネルギーが、国会答弁に向けられているかと思うとやるせない。

 当然、エネルギーは職員の労力や知恵だけではない。庁舎の照明はともり続け、エアコンも使われている。言うまでもなく、それは国民の税金である。「国防の要」であるべき人々が、野党との論戦に疲弊し、多大な電力を消費するという構図が、果たして国民の望む姿なのだろうか。

 一方で、各地の隊員さんたちの睡眠不足も続いている。

 「夜中に何度も起きてしまうんですよ…」

 駐屯地や基地の中で生活している自衛官にとって、この夏は特に「冷房なし」の夜はこたえるようだ。これはちょっと自衛隊の部隊に行ったくらいでは簡単にはつかめない実情だ。組織の特性として、客人には最大限の接遇をするからだ。

 ゲストはエアコンの効いた快適な部屋に通されるものである。幸い(?)私は、食堂も応接室も冷房が壊れているということで汗だくで食事をしたり、真冬のいよいよ冷え込んできた夕方に、部屋の暖房がピタッと止まり、文字通り凍りついたという貴重な経験をさせてもらったため、知っているのだが。

 「気の毒だ」と言うと、よく「それも訓練、自衛隊とはそういうものだ」とOBの方などからお叱りを受けたものだ。だが、熱中症で搬送される人や死亡者が続出している昨今、かつてとは気象の事情が変わっているのではと、つい心配してしまう。

 

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