犬と飼い主をともに救助した自衛隊 機械的動作の中に人間の温かさ (1/2ページ)

2015.09.16


鬼怒川の堤防決壊で、住民を救出する自衛隊ヘリ=10日、茨城県常総市(本社チャーターヘリから)【拡大】

 まさかという思いでテレビ画面を見た。9月10日、茨城県や栃木県の大雨被害は、東日本大震災の津波被害を思い出させるものであった。

 気象庁は10日未明から午前にかけて、栃木県と茨城県に立て続けに大雨特別警報を出した。茨城県知事からの災害派遣要請を陸上自衛隊・施設学校(勝田駐屯地=茨城県ひたちなか市)が受け、陸海空自衛隊のヘリ部隊や救難隊が各地から集結し救助活動を開始した。

 それにしても、このところ地震、火山、台風…と度重なり、何か起これば夜中であれ会見を開く気象庁の忙しさは、すさまじいものだ。

 当然、自衛隊もまったく気を抜けなくなってきている。各地で警戒レベルの上がっている火山があるため、近傍の陸上自衛隊を中心に待機を続けている。世間が夏休みだ連休だというときも、いつ災害派遣要請があっても、すぐに行動できるよう準備をしているのである。

 今回、果敢な救出劇を見せた救難ヘリの他にも、県をまたいで近くまで進出して命令が下るのを待っている部隊もあった。実際に活動に至らなければ画面には出てこないが、こうした人たちも含め常に国民を助け、守るための努力をしているからこその活躍なのだと肝に銘じたい。自衛隊とは常に「準備する」組織なのだ。

 「日ごろの厳しい訓練に耐えてきたのは今日のためだ!」

 災害派遣に出る際には、隊員にこのような言葉をかける指揮官が多いようだ。今回も隊員たちはすべての孤立した人を助け出そうという気概に満ちていたという。

 

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