知事選から1年 翁長県政、空虚な言葉が導く破壊 (1/2ページ)

2015.11.18


 記者会見で、国交相からの撤回指示を拒否すると表明する沖縄県の翁長雄志知事=11日午後、沖縄県庁【拡大】

 翁(お)長(なが)雄(たけ)志(し)知事は言葉を巧みに操る。4月の菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官との初会談で持ち出した「上から目線」はとりわけ強い印象を残した。

 高揚感から本音が口をついて出ることもある。スイスの国連人権理事会での演説から帰国した9月、「安倍(晋三)政権は長くてあと3年だ。来年は参院選もある」と述べた。県OBは「2期目も務めるという権力志向と選挙に勝つことしか頭にない」と指摘する。

 発言は虚実ないまぜでもある。今月11日の記者会見で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を「不動の価値観」と述べたのは明らかな虚偽だ。自民党県連幹事長時代の平成11年、県議会で県内移設を求める決議を可決に導いたからだ。

 翁長氏は辺野古移設の計画変更を変節の方便にしているが、普天間飛行場の危険除去という最大の目的こそ不動のはずだ。変節の軌跡は隠しようがなく、県幹部は「移設阻止に対する本気度は疑わしく、言葉も空虚に響く」と漏らす。

 会見で質問におびえる表情をみせたこともある。2月、防衛省が辺野古沖でサンゴ礁を傷つけたとして岩礁破砕許可の取り消しを検討していた頃だ。

 法令をまったく理解できておらず、回答はしどろもどろで職員に丸投げしてしのぎ、今は顧問弁護士に丸投げしている。これも本気度を疑わせる一因だ。

 埋め立て承認の取り消しも大きな穴がある。承認をめぐり一体、だれに、どのような瑕(か)疵(し)(欠陥)があったのかという点を明確にしていないことだ。

 

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