【馬淵澄夫 俺がやらねば】民主「解党」が自己目的化してはならない (1/2ページ)

2015.11.28


吉村洋文氏(右)と松井一郎氏【拡大】

 大阪ダブル選は、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新」の完勝で終わった。今回の選挙戦について感じたことを記したい。

 告示前、大阪維新が擁立した吉村洋文氏と、自民、民主、共産など主要各党が側面支援した柳本顕氏は拮抗(きっこう)していた。だが、選挙戦が始まると、大阪維新の“選挙巧者”ぶりが目立った。

 橋下氏は自民党と共産党が組んだことを批判し、自らを卑下して吉村氏を持ち上げた。一方、柳本氏に関しては、頼りないと、レッテル貼りを行った。

 さらに、橋下氏は大阪人の東京に対する「対抗意識」を上手にくすぐった。「都構想」「副首都」はその代表例だ。過去の政策との整合性は無視し、その時々に有権者が欲しているものを歯切れのいい言葉で提示する。これは、視聴者が求めるテレビ番組を作るのと同じ手法だ。

 今回の結果を「大阪特有の現象」とみると、政治状況を見誤る可能性がある。橋下氏の手法は他の都市部でも応用可能で、我々としては、ワーストケースに対応できる戦略を練る必要がある。

 これに対し、自民党は、維新以外の各政党が支援する中、自民党純化路線でいくのか、支持を広げるのか、揺れていたように思える。業界団体をはじめ、自民党は自らの支持層をまとめ切ることができなかった。自民党が敗因として挙げる共産党の応援は決定的な敗因ではない。

 野党はここからが大変である。今回の結果で、国政では「おおさか維新の会」という第3極が固定化された。官邸と橋下氏との関係を考えれば、自民党を利するのは明らかだろう。自民党は参院選に向け、おおさか維新というカードを持ったことになる。これは公明党に対してもプレッシャーとなるだろう。

 

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