国会議員の「育休」で論争 野党中心に疑問視する声 給与全額保証「世間離れ」

2015.12.25


育休取得表明で話題の宮崎謙介議員(奥)と妻の金子恵美議員【拡大】

 自民党の宮崎謙介衆院議員(34)=京都3区選出=が、育児休暇取得の意向を表明し、話題となっている。日本の男性の育休取得率はわずか2・3%(2014年度)なだけに「1億総活躍社会の実現」を推進する安倍晋三政権としては歓迎ムードだ。ただ、野党を中心に、国会議員という立場での育休が適切かどうかを疑問視する声も相次いでいる。

 宮崎氏は今年2月、「元ミス日本関東代表」で、同じ自民党二階派に所属する金子恵美衆院議員(37)=新潟4区選出=と結婚した。金子氏は現在、第1子を妊娠中で来年2月に出産予定だ。

 宮崎、金子両氏は遅ればせながら、23日に都内で結婚式を挙げた。塩崎恭久厚労相は同日の披露宴で「子育てを応援するのが安倍内閣だ。安倍首相を信じ、しっかり休めばいい」と激励した。

 対照的に、宮崎氏の「育休」宣言にかみついたのは、同じ選挙区で争う民主党の泉健太衆院議員=比例近畿=だ。

 泉氏はホームページ上で「民間は育休を取得すれば生活費が減る。給付金は給与の3分の2です」と指摘し、「国会議員はいくら休暇を取っても給与は全額保証(年収約2000万)。(中略)本会議や委員会への出席は平均週3日の9時〜17時です」「格段に恵まれた環境にある人が『世間離れ』した『育休』を取ってもそれは何の応援にもなりません」などと記した。

 「共生社会」実現を目指す民主党の主張からすれば、男性の育休取得は大歓迎のように思えるが、国会議員と民間人は違うようだ。岡田克也代表や蓮舫代表代行も疑問を呈している。

 政治評論家の浅川博忠氏は「国会議員の特権を錯覚しているのではないか。重病でも本会議に駆けつけ、採決に参加して病院に戻った議員もいた。ケース・バイ・ケースで対応すべき話で、『体よく自分の宣伝に利用したのではないか』といわれても仕方がないだろう」と語った。

 

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