政権激震 甘利大臣が建設会社から1200万円 授受詳細を記録 週刊文春報道 (3/3ページ)

2016.01.22


参院決算委員会で「疑惑」の追及を受けた甘利明経済再生相。厳しい表情が目立った=21日午後、国会内【拡大】

 甘利氏は、12年12月の第2次安倍政権発足時から、安倍首相を閣内で支える最側近の1人だ。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の担当大臣でもあり、国会承認や関連法案に関する答弁を一手に担うため、これまで発覚した閣僚スキャンダルとは次元が違う。

 民主党の枝野幸男幹事長は20日の記者会見で「相当深刻な問題だ。甘利氏本人に厳しく問いただす」といい、徹底追及する方針を示した。

 同党幹部は「とても政治資金収支報告書の修正で終わるような話ではない。政治家としてアウトじゃないか。潮目が変わってきた」と語った。

 序盤国会で野党陣営の追及が低調だったため、甘利氏の件で一気に攻めに転じる構えのようだ。

 一方、安倍首相は21日午前、冒頭の決算委員会で「甘利氏も答弁されたが、すみやかに調査し、国民への説明責任を果たされることと思う」と語った。

 菅義偉官房長官も同日午前の記者会見で「甘利氏が説明責任をしっかり果たすと思っている」と語った。スイスで20日から始まったダボス会議や、ニュージーランドで来月4日に行なわれるTPP署名式への甘利氏の出席についても「国会の情勢が許せば、出席の方向で調整させていただく」と説明した。

 官邸としては、甘利氏を守る姿勢のようだが、与党内の警戒感は高まっている。

 自民党幹部は「ここまで細かな証拠を集めるとは…。告発の背景を調べる必要がある」といいながら、「今国会最大の爆弾を抱えた。辞任に発展するかもしれない」と先行きを案じた。

 第1次安倍政権では、閣僚不祥事が相次ぎ、07年参院選で自民党は大敗した。今年夏の参院選を見据えて、与党内は戦々恐々としている。

 果たして、甘利氏は国民が納得するような説明ができるのか。安倍首相は、それを受けてどう判断するのか。

 

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