私が尊敬する舛添知事へ「なぜそんなにも韓国に媚びるのですか?」 八幡和郎(徳島文理大教授、評論家) (1/3ページ)

2016.05.04

旧都立市ケ谷商業高校の跡地。現在は改築中の区立小学校の仮校舎として利用されている=東京都新宿区矢来町(稲場咲姫撮影)
旧都立市ケ谷商業高校の跡地。現在は改築中の区立小学校の仮校舎として利用されている=東京都新宿区矢来町(稲場咲姫撮影)【拡大】

 東京メトロ神楽坂駅から徒歩6分という超優良地を、韓国人学校の用地として韓国政府に貸与する方針で協議を始めることを東京都が3月16日に発表したが、不足している保育所にこそ当てるべきだということも含めて、舛添要一知事への批判が高まって、甚だしくはリコールすべきだという人もいる。 (総合オピニオンサイト iRONNA)

 私はなんでもかんでも保育所問題の解決を優先すべきだという熱狂は行き過ぎだと思うし、世界都市東京にとっての外国人学校の重要性も理解するが、その一方で、舛添知事の前のめりの姿勢が無用な混乱を引き起こしていることも憂慮する。

 舛添氏は尊敬する先輩であり古い友人だが、その発想のセンスの良さと抜群の能力にもかかわらず、言動・行動がいつも前のめりに先走って、それがゆえに、期待に応えられないことが多かったし、今回も慎重に行動しないと同じ轍を踏みかねない。

 そこで、ここでは、舛添知事に対するやや行き過ぎた批判に反論するとともに、舛添知事の政治手法にも苦言を呈することにしたい。

 まず、外国人学校が充実していることは、その都市にとって非常な魅力であって、国際的な競争力を高めるものなので、これまで以上に重視すべきものだと思う。とくに、海外での日本人学校でもそうだが、企業駐在員など社会の指導的なエリートの子弟が多いので、彼らのその国での思い出を前向きに評価してくれることは価値があるのだ。

 その意味で、保育所が足らないから、国際交流などに使うべきでないというのは、なんとも了見が狭いし、首都の住民や政治家として恥ずかしい。

 しかし、今回、提供される用地は、破格の優遇ぶりだと思う。だからダメとは言わないが、相当に異例の厚遇であることを韓国側が認識してくれ、それが、日本なり東京のためにある意味の「貸し」になるかどうかが問われるのではないか。

 

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