それだけなら笑って済ませることができた。が、サミット本番でもオバマ氏は遅刻したのだ。
サミット2日目の午前9時17分からG7首脳会議・ワーキングセッションIIIが開始された。
当初予定では8時30分開始。しかし、米側の要請で30分遅らせて9時スタートになった。
ところが、オバマ氏はまたもや15分遅刻したのである。もちろん、首脳の誰1人、怒る者はいなかった。
後に日本側は米側に照会したところ、遅れた理由を知って言葉を失った。オバマ氏は、何とホテル内のジムで汗を流していたというのだ。米国大統領だから許されるということではない。
それでも、あの素晴らしいスピーチで事務方の不満も吹き飛んだことは言うまでもない。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)