ヘリ搭載型護衛艦「しらね」型 世界に海自を印象付けた艦 (1/2ページ)

2016.06.10

護衛艦「しらね」型
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 長らく海上自衛隊のシンボルであり続けたヘリ搭載型護衛艦「しらね」型。1980年3月17日に「しらせ」、81年3月27日に「くらま」の2隻が就役した。

 船体および武装は、先代にあたる「はるな」型を踏襲している。同艦は「はるな」「ひえい」の2隻が建造された。

 東西冷戦当時、潜水艦を捜索する方法として期待されたのがヘリコプターだ。常に艦艇に搭載し、必要な時に飛びたてる即応性の高さに各国海軍は魅力を感じた。

 海自も例外にもれず、当時としては珍しかったヘリ搭載型護衛艦の建造を計画した。その中には、ヘリ空母構想もあり「旧型の米空母を譲り受ける」「1から新しく建造する」などの話もあったが、時代がそれを許さず立ち消えた。

 政府は第3次防衛力整備計画(67年〜71年)で、護衛艦8隻、ヘリ6機で構成される艦隊を作る考えを明らかにした。これを実行に移すため、空母とはいえないまでも、ヘリを3機も搭載できる画期的な護衛艦の建造が決まった。これが「はるな」型である。さらにヘリを8機に増やすことになり「しらね」型が建造された。

 こうして海自は一気に4隻ものヘリ搭載型護衛艦を配備した。世界各国は驚くとともに、海自が世界有数の海軍へと成長したと認めることになる。なぜなら、空母を除き、3機ものヘリを搭載できる艦艇を保有していたのはソ連とイタリアだけだったからだ。

 こうして4つある護衛隊群に1隻ずつ振り分けられ、各艦隊の旗艦を務める。中でも「しらね」は横須賀基地を母港としていたこともあり、国内外のVIPがこぞって見学した。

 

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