公明、民進、共産によるガチンコの「残り1議席」争い 兵庫選挙区

2016.06.16

末松信介氏
末松信介氏【拡大】

  • <p>片山大介氏</p>
  • <p>兵庫選挙区、主な立候補予定者</p>

 今回の参院選で、与党は自民党と公明党が選挙協力し、野党は共産党も含めたオール野党候補を擁立する選挙区もある。だが、この兵庫選挙区は改選数が1増えて3となり、主要政党すべてが候補者を擁立し、ガチンコ戦の様相となっている。

 公明党は同選挙区で、24年ぶりに女性弁護士の伊藤孝江氏を擁立し、議席回復を目指す。衆院兵庫2区と同8区は「指定席」といわれるほど、公明党は同県で強い。なぜ、長期間擁立してこなかったか。

 兵庫県議は「同党の片上公人参院議員が1995年、女性秘書にセクハラ疑惑で提訴され、97年に最高裁判所で敗訴が確定した。この事件が尾を引いていた。片上氏は離党し、2010年に死去した。今回、清廉な女性候補を立てて、聖地奪還に動き出した」という。

 自民党の末松信介元財務政務官は、自民党支持層と無党派を手堅くまとめつつあり、議席死守の可能性が高い。

 橋下徹前大阪市長は党の表舞台から去ったが、おおさか維新の会はまだまだ、兵庫県では強い。今回、同党の片山虎之助共同代表の次男で、元NHK記者の片山大介氏を擁立する予定だ。

 「虎之助氏と2人で街頭に立っている。人気も知名度もあがっていて議席獲得は濃厚です」(全国紙記者)

 つまり、自民党とおおさか維新の候補が少し抜け出ていて、残り1議席を、公明党の伊藤氏と、3期目を目指す民進党の水岡俊一元首相補佐官、共産党の金田峰生氏が三つどもえの戦いの様相だ。

 民進党は13年の参院選で、前身の民主党現職が落選している。衆院兵庫の小選挙区12のうち、民進党は1人だけと、お寒い選挙区事情を抱えている。そのため、枝野幸男幹事長が早々と選挙区に入って支援を呼びかけるなど、背水の陣だ。 (ジャーナリスト・田村建雄)

 

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