空中給油・輸送機KC−767 空の守り高める最新鋭 戦闘機をサポート (2/2ページ)

2016.07.01

KC−767(中央)から空中給油を受ける、F−15戦闘機(上)と、F−2戦闘機
KC−767(中央)から空中給油を受ける、F−15戦闘機(上)と、F−2戦闘機【拡大】

 米空軍が配備する空中給油機KC−10は、ブーマーと呼ばれる隊員が目視で確認しながら戦闘機とブーム(=給油管)をドッキングさせる。機体の真後ろに窓があり、隊員が床にうつぶせとなってブームを操作する。

 これに対し、KC−767は、機体下部にある5台のカメラがとらえた映像を見ながら操作する、世界初の遠隔視認装置を採用した。

 輸送能力も高く、広いカーゴスペースや機内には、30トンの資器材や物資、200人の人員を搭載できる。東日本大震災や、フィリピンへの災害派遣では、救援物資輸送に使用された。

 防衛省では当初、8〜15機程度必要だと試算していた。しかし、次期主力輸送機C−2へ予算が回されたため、4機以降の計画はいったん白紙になった。

 だが、中国機によるスクランブルの増加を受け、領空内パトロールを効果的に行うため、15年9月、767をベースとしたKC−46ペガサスを新たに3機購入することを決めた。

 今年度には、早速1機分の購入費などとして、231億円が計上されている。配備は20年を予定している。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

 

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