【高橋昌之のとっておき】スタートからつまずいた蓮舫・民進党 二重国籍問題にケリつけぬまま共産党と選挙協力を進めれば瓦解の危機も… (3/3ページ)

2016.09.25

新代表に選ばれた2016年民進党臨時大会で「がんばろう三唱」をする同党の蓮舫代表=15日午後、東京都港区(福島範和撮影)
新代表に選ばれた2016年民進党臨時大会で「がんばろう三唱」をする同党の蓮舫代表=15日午後、東京都港区(福島範和撮影)【拡大】

 そうした中で、蓮舫氏が次期衆院選での共産党との選挙協力の是非を曖昧にし続ければ、党内で意見が対立し、分裂の危機に発展する可能性も出てくるでしょう。衆院選はいつ行われるか分かりませんし、10月には東京10区と福岡6区で補欠選挙が行われます。共産党との選挙協力の是非を決断するのに、時間的猶予はないのです。

 共産党が次期衆院選で、民進党など野党の共闘に意欲を示すのは、共産党の候補者が単独で衆院選の選挙区で勝利できる可能性はほとんどなく、自前の候補は擁立しなくても他の野党候補との共闘によって勝利できれば、自らの影響力を拡大できると考えているからにほかなりません。

 目先の選挙で勝つことに目を奪われて、その術中にはまるようでは、民進党が「政権を目指す政党」を語る資格はありません。しかし、その大義名分を失えば民進党の存在価値はないのです。いずれ同党は分裂し、消滅する道をたどるのではないかと思います。

 報道各社の世論調査で、同党の支持率が低迷し続けているのは、何を目指す政党なのかがよく分からないためです。次期衆院選で共産党と選挙協力をするのか、しないのかは、国民にとって民進党がどういう政党なのかを判断する最大の材料となるでしょう。

 政権交代を目指す政党として理念、政策を磨き、対案を準備して与党と対決するのは容易なことではありません。共産党と「数合わせ」をして選挙を戦う方が、よほど楽でしょう。しかし、その誘惑に負けるのでは将来にわたって政権を担えるはずはありません。

 蓮舫氏が党の実務経験が少ないにもかかわらず、民進党の新代表に選出されたのは、国民からの認知度の高さから「次期衆院選の顔」として期待されたという側面があります。スタートからつまずいたのはこのためです。すでに生じてしまった党内の反発やしらけムードを挽回するには、表面的な言葉だけでなく、真に「政権交代を目指す政党」に立て直すしか道はないでしょう。それが蓮舫氏自身はもちろん、民進党の将来の試金石になると思います。

 

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